夏野菜品評会で「葛飾元気野菜」アピール 東水元のジャガイモが農水大臣賞に
2022.08.05
テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で7月7日、「第62回葛飾区夏野菜品評会」が行われた。(葛飾経済新聞)
葛飾区は東京23区内の中でも数少ない農業地帯として知られており、区内で年間を通して栽培されている小松菜の収穫量は都内でもトップクラス。区内で採れた野菜は「葛飾元気野菜」としてアピールしている。区内には、災害時に避難スペースにもなる都市農地が約34.53ヘクタールあり、品評会は農業技術や農産物の品質向上と区の農産物を知ってもらうことを目的に開いている。
62回目となる今回は、トマトやナスなどの夏野菜26品目、計231点が出品。特別賞14点、優秀賞37点、優良賞55点が選ばれたほか、区消費者団体連合と一般公募区民から成る8人の審査委員が消費者目線から審査した「区民賞」も選ばれ、枝豆やトウモロコシ、ナスなど6点が受賞。即売会も同時開催された。
農林水産大臣賞を受賞したのは、東水元で農業を営む岡安隆宏さん。出品したジャガイモの荷姿・選別・色沢・形状・品質・商品性などが、農業総合研究センターや都農業振興事務所などの職員から成る6人の審査委員に評価された。岡安さんは「肥料の分量を工夫したことが良かったのか、今年は特にできが良かった」と受賞の喜びを語った。岡安さんは枝豆でも葛飾区区議会議長賞を受賞。「『葛飾元気野菜』の知名度をもっと上げていけるように努力を続け、葛飾区民の皆さんにおいしく食べてもらえる野菜を提供していきたい」と笑顔で話す。
12月には「秋野菜品評会」を開催予定。葛飾区役所玄関前では、区内の農家が栽培した採れたて新鮮野菜を販売する「葛飾元気野菜PR即売会」が定期的に開催されている