円安加速、144円台 金利差拡大、24年ぶり水準
2022.09.07
7日の東京外国為替市場の円相場は、円売りドル買いが大きく進み、1ドル=144円台を付けた。1998年8月以来、24年ぶりの円安ドル高水準を更新した。米欧の主要中央銀行が利上げに動く中、静観し超低金利政策を続ける日銀の特異さが際立ち、円売り材料となっている。
鈴木俊一財務相は7日、記者団に対し「最近の動きはやや急速で一方的な動きだ」と懸念を示し「強い関心を持たなければならない」と述べた。
正午現在は前日比2円16銭円安ドル高の1ドル=143円69~71銭。ユーロは84銭円安ユーロ高の1ユーロ=142円02~07銭。