中国海軍の測量艦が屋久島の南で領海侵入
2022.09.15
防衛省は、中国海軍の測量艦1隻がけさ、鹿児島県・屋久島の南で日本の領海に侵入し、およそ3時間半後に出たと発表しました。
防衛省によりますと、きょう午前3時半ごろ、中国海軍の「シュパン級測量艦」1隻が、鹿児島県・種子島の南南東の日本の接続水域を西に進み、午前7時20分ごろ、屋久島の南の領海に入ったのを確認したということです。その後、測量艦は午前11時前に、口永良部島の西の領海から出て、西に向けて航行したということです。
海上自衛隊が護衛艦「いなづま」や哨戒機「Pー1」で情報収集や警戒監視を行いました。中国海軍の艦艇による日本の領海侵入は、今年の7月以来、7回目です。政府は中国側に対し、外交ルートを通じて、中国海軍艦艇の日本周辺でのこれまでの動向も踏まえて懸念を伝えています。また防衛省は「中国海軍艦艇の我が国周辺海域における動向について引き続き注視するとともに、我が国周辺海空域における警戒監視活動等に万全を期す」としています。