ジブリパーク、メインエリアの「ジブリの大倉庫」ショップやカフェなどを公開
2022.09.16
今年11月1日、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」内に開園する「ジブリパーク」。第1期に開園する3エリアのうち、メインエリアとなる「ジブリの大倉庫」の映像展示室、企画展示、ショップやカフェなどが公開された。
「ジブリの大倉庫」は、まさにジブリの大博覧会。1つの巨大な施設の中に、映像展示室をはじめ、3つの企画展示室、ショップやカフェなど、“ジブリ”がぎゅっとつめこまれている。
■映像展示室「オリヲン座」
オリヲン座は、席数約170の映像展示室。「三鷹の森ジブリ美術館」だけで上映されているスタジオジブリ制作の短編アニメーション全10作品を順番に上映していく。開園時の上映作品は『くじらとり』(原作:『いやいやえん』作:中川李枝子、絵:大村百合子、脚本・監督:宮崎駿)に決定した。
■3つの企画展示室
企画展示室では、スタジオジブリとジブリ作品の入門編となる以下の3本の企画展示を行う。
(1)「ジブリのなりきり名場面展」では、ジブリ作品の登場人物になりきり、名場面の中に入りこめる体験型の展示。展示数は13作品14コーナー。『千と千尋の神隠し』では、海上を走る不思議な電車に乗ってカオナシの横に腰掛け、千尋になりきって記念撮影ができる。
(2)「食べるを描く。」増補改訂版は、三鷹の森ジブリ美術館で開催され好評を博した企画展示「食べるを描く。」の増補改訂版。ジブリ作品の食べ物はなぜおいしそうに見えるのか。その秘密をひも解く展示。新たに『千と千尋の神隠し』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』3作品の資料が追加され、コクリコ荘の台所が再現される。
(3)「ジブリがいっぱい展」では、世界中から集めたジブリ作品のポスター、映像・音楽パッケージ、書籍などを一堂に展示。お国柄が表れたタイトルやデザイン、ビジュアルなどを見ることができる。
■ショップ・カフェ
「冒険飛行団」は、全ジブリ作品に関連するグッズに加え、ジブリパークのオ
リジナル商品を取りそろえたショップ。ジブリパークでの思い出を形に変えて持ち帰ろう。
「大陸横断飛行」は、大倉庫を探検した来場者がひと息つけるカフェ。長距離飛行のパイロットが操縦しながら片手でとる食事をイメージしたサンドイッチやピザなどを販売。
地元産の牛乳をオリジナルデザインの瓶で提供するカウンター式のミルクスタンド「シベリあん」では、『風立ちぬ』に登場した、カステラであんこを挟んだお菓子“シベリア”を常備。
ジブリパークのチケットは、毎月10日発売、エリアごとに日時指定の予約制。12月入場分の抽選販売は10日から受付中で今月21日まで。