台東地震、東部に被害 橋が崩壊 駅ホーム破損、列車傾く/台湾

2022.09.18

(台北中央社)18日午後、東部・台東県池上を震源とするマグニチュード(M)6.8の地震が発生した。この地震で東部を中心に被害が出ており、花蓮県玉里では川に架かる橋が崩壊。人や自動車が転落したとみられ、救助活動が行われている。

玉里ではコンビニが入居する建物も倒壊した。警察によれば、建物の中に取り残された人は4人で、救助中だという。また経済部(経済省)によると、同地区では7000戸超が停電している。

花蓮県富里の台湾鉄路管理局(台鉄)東里駅では、ホームに設置されたコンクリートの屋根が破損。がれきが列車に当たり、一部車両が傾いた。台鉄によると、乗客20人にけがはなかった。

震源の深さは7キロで、台東県で震度6強、花蓮県で震度6弱を観測した。

17日夜から台東を震源とする地震が相次いでいたが、中央気象局は18日午後に起きたM6.8の地震こそが本震で、その前の地震はいずれも前震だったとの見解を示した。

(李先鳳、余暁涵/編集:楊千慧)