ヤク村上敬遠に甲子園「え~」 虎党もため息まじり!? 勝負所で阪神・矢野監督が選択
2022.09.18
◇セ・リーグ 阪神―ヤクルト(2022年9月18日 甲子園)
甲子園球場で行われた阪神―ヤクルト戦で“まさか”のため息が充満した。ヤクルト・村上に対して6回、阪神が申告敬遠で歩かせたことで、一部ファンからため息まじりの「え~」という声が巻き起こった。
場面は0-1の6回だった。阪神はミスが絡み、先制を許した直後。1死二塁で、一塁が空いていたため、阪神ベンチは村上に対して申告敬遠を選択した。勝負所ゆえに、阪神・矢野監督からすれば“当然”の選択でもあったが、球場の至るところから、ため息まじりの「え~」が漏れた。結果的に、その後は藤浪が無失点に抑えて、敬遠は成功したことになった。
村上は13日の巨人戦で4回に54号ソロ、9回に55号3ランを放ち、歴代日本選手最多1964年王貞治(巨人)のシーズン55本塁打という偉大な記録に並んでおり、56本目に注目が集まっていた。
17日の中日―ヤクルト戦では、8回1死二塁の場面で中日が村上を申告敬遠。これには本拠地バンテリンドームながらブーイングまじりのため息が起こるほど、もはや敵味方関係なく、一打席ごとの注目度がアップ。中日はこの日申告敬遠を含む3四球と勝負を避けていた。
村上は聖地・甲子園ではここまで打率・323、6本塁打、11打点。7月31日には、5打席連発につながる3打席連発を放つなど、苦にしない打棒を見せていた。