台風14号、空港で足止めの人々 北海道から来た矢沢永吉ファンも
2022.09.19
3連休最終日の19日、大型で強い台風14号の影響で空の便は朝から大きく乱れた。
午前8時すぎ、福岡市の福岡空港。保安検査場の電光掲示板には「欠航」の文字が並んだ。
航空会社のカウンターや飲食店も軒並み閉まっていたが、運航の再開を待つ人がポツポツと訪れ始めた。
その中には、18日夕に福岡市で開かれた矢沢永吉さんのコンサートに参加した人もいた。
20歳のころから矢沢さんのファンという女性(56)は、北海道から友人(56)と参加。18日のコンサート後は、土砂降りの中、タクシーを2時間待ってホテルに戻った。
19日は正午過ぎの便で北海道に戻る予定だったが、福岡空港の発着便は始発から夕方ごろまでほぼ全便が欠航。変更手続きのために空港にきたが、カウンターも閉まっていた。
女性は「コンサートで(矢沢さんに)『気をつけて帰ってね』と言ってもらえた」と話し、キャリーケースを引きながら、手続きが再開するのを待っていた。
台風の影響で、九州のほか中国、四国の発着便を中心に大きく乱れ、午前8時現在で日本航空が458便、全日空が343便の欠航を決めた。約8万人の足に影響が出るという。