神田財務官「為替介入はまだしていない。しかし、いつでもできるスタンバイの状況だ」約24年ぶりに一時1ドル=145円

2022.09.22

およそ24年ぶりに一時1ドル=145円台になったことをうけて、先ほど神田財務官が財務省で取材に応じ「為替介入はまだしていない。しかし、いつでもできるスタンバイの状況だ」と述べました。

神田財務官
「日銀政策決定会合だけでなく、FOMCもはさんでやはり相場が大きな乱高下をしております。以前から申し上げています通り為替相場の過度の変動、無秩序な動きは家計であろうが企業であろうが非常に悪影響を及ぼすものであって容認できるものではありませんので、過度の変動の場合にはあらゆる手段を排除することなく適切な対応をとる用意はできていますし、そのように行動することを考えております」

神田財務官は午後1時半すぎに財務省でこのように述べた上で、為替介入の有無について問われると「ステルスで(介入を)やる場合も正直あるので介入の有無について必ずしもコメントする立場ではない」とした上で、「正直申し上げてまだやっておりません。しかし、いつでもやる用意はございます」と述べました。

為替市場の状況次第でいつでも介入する用意があることを改めて強調しました。