メドベージェフ前ロシア大統領を指名手配 ウクライナ保安局が発表

2022.10.11

 ウクライナ情報機関の保安局(SBU)は10日、ウクライナの領土保全を侵害したとして、前ロシア大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長をウクライナの刑法110条にのっとり、指名手配リストに載せたと発表した。刑事訴追されれば、終身刑になることもあるという。

 SBUは「検察庁とともに、ウクライナに対する罪を犯した者の行動を記録し、裁判にかける作業を続けている」とした。

 メドベージェフ氏は最近も、「クリミア橋」の爆発に対して徹底的な報復を求めるなど、ウクライナに対する強硬な姿勢で知られる。ほかにロシア連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官やロシア外務省のザハロワ報道官らプーチン政権の幹部が指名手配されているという。