ジブリパーク、お会計200万円超えの人も 限定品「大人買い」

2022.11.01

 愛知県長久手市に1日オープンした「ジブリパーク」。園内の土産ショップには、ここでしか買えない限定グッズを求め、初日からジブリファンらが長い列を作った。

 ひときわにぎわいを見せていたのが、メインエリア「ジブリの大倉庫」2階のショップ「冒険飛行団」。

 宮城県から親戚と来たという50代の女性は大きな紙袋を手に店から出てきた。ジブリパーク限定のお菓子(木の実のラングドシャ1404円)3箱や、小物など計約2万3000円分を購入したという。

 「私よりもっとすごい人がいる」と見せてくれた写真には、売り場レジの画面に「233万8000円」と表示されていた。前列に並んでいた人の会計に驚き、思わず撮影したそうだ。

 「子どもを連れてはとても並べない。お土産を買うのは諦めました」。2歳の娘を抱えた愛知県犬山市の片山華穂さん(26)は、こう嘆いて店を後にした。片山さんによると、レジを待つ客の列は店の外まで続き、購入するのに「30分以上」はかかりそうだったという。

 運営するジブリパーク社によると、ショップでは100万円を超える腕時計など高額商品も扱っている。愛知県の大村秀章知事は「足りなくなったらすぐにグッズを運べるよう近くに倉庫も用意しており準備万端だ。どんどん補給し満足して帰っていただけるようにしたい」と話した。