経営破綻の暗号資産大手「FTX」 サイバー攻撃受け資産流出

2022.11.23

暗号資産の交換業大手「FTXトレーディング」の経営破綻をめぐる審理が開かれ、破産申請後不正なアクセスを受けて資産が流出していることが明らかになりました。

アメリカ東部デラウェア州の裁判所で22日、暗号資産の交換業大手「FTXトレーディング」の経営破綻をめぐる審理が行われました。

FTXの弁護団によりますと、破綻後に同社がサイバー攻撃を受け、多額の資産が流出し、行方がわからなくなっていて、ニューヨーク州のサイバー犯罪ユニットが調査を始めているということです。

審理でFTX側は健全な事業部門の売却を急ぐ考えを示したほか、創業者・バンクマンフリード氏のずさんな経営を批判しました。

今月11日に経営破綻した「FTXトレーディング」をめぐっては、日本法人を含むグループ会社あわせておよそ130社も破産申請をしていて、債権者は世界で100万人を超える可能性があるということです。