フィンランド・マリン首相交代へ 総選挙で敗北 現地メディア
2023.04.03
フィンランドで総選挙が行われ、マリン首相が率いる第1党が敗れました。マリン首相は退陣することになります。
フィンランド公共放送「YLE」は2日、フィンランド議会の定数200議席のうち、中道右派の野党・国民連合党が48議席を獲得し、第1党になったと報じました。
マリン首相が率いる中道左派の社会民主党は前回より3議席多い43議席を得ましたが、野党・フィンランド党の46議席に次ぐ3位となりました。
2019年当時、34歳で首相に就任したマリン氏は選挙結果を受けて退陣することになります。
今回の総選挙では生活費高騰への対策や財政再建などが争点で、国民連合党は公共サービスをはじめとした歳出の削減を訴えて支持を得ました。
フィンランドはNATO=北大西洋条約機構に間もなく加盟する予定ですが、政権が交代してもNATOに加盟する方針です。