屋内でなぜ? 水谷隼の「叫んでもズレない」サングラスの秘密

 東京オリンピックの卓球混合ダブルスで伊藤美誠(20)=スターツ=とのペアで金メダルを獲得した水谷隼(32)=木下グループ=は、プレーだけでなく目元にも注目が集まっている。屋内競技では珍しくサングラスを着用する理由やその機能を、メーカーに聞いてみた。

 水谷が着用するサングラス「SWANS(スワンズ)」ブランドを展開する山本光学(大阪府)によると、水谷から「屋内LED照明のまぶしさを抑えたい」との相談を受けて開発に着手し、水谷は1年ほど前から着用しているという。

 同社は光の波長を調整する技術を活用し、「見たい対象物はくっきりと映し、まぶしい光は抑える」ことを目指してレンズを開発した。2012年ロンドン五輪アーチェリー男子個人の銀メダリストで、東京五輪でも男子団体で銅メダルに輝いた古川高晴(36)=近大職=も、70メートル離れた的の中心が見やすくなるよう、同じ技術を生かしたサングラスを着用している。

 水谷のサングラスは、レンズ下部からフレームが伸びる構造も特徴的だ。「アンダーテンプルデザイン」と呼ばれ、重心を低く抑えることで振動を抑える機能があり、もともと長距離ランナー向けに作られた。女子マラソンの野口みずきさんが04年アテネ五輪で金メダルを獲得した際に着用したタイプで、その後、改良を重ねてきたものだ。

 ツイッターでは「叫んでも微動だにしないフィット感、すごいな!」「気になりすぎる」「かっこいい!」と水谷のサングラスを話題にしたつぶやきがあふれている。山本光学の広報担当者は「選手の要望に寄り添い、視覚の面で力になっているならうれしい限り」と話している。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddd6063ad62076088ea44f339641dac9c12d9d7c

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