上地結衣、銀メダル 悲願の金ならずも世界ランク1位に驚異の粘り 車いすテニス女子日本勢初の快挙

 ◇東京パラリンピック第11日 車いすテニス女子シングルス決勝 ●上地 3―6、6―7 デフロート○(2021年9月3日 有明テニスの森公園)

 第2シードの上地結衣(27=三井住友銀行)は、第1シードのデフロート(オランダ)に3―6、6―7のストレートで敗れ、悲願の金メダルとはならなかった。それでも後がなくなった第2セットの4―5から驚異の粘りでタイブレークに持ち込むなど、最後まであきらめないプレーを見せた。

 世界ランク1位の女王に屈した。相手は今季の4大大会3戦全勝で、上地はこのうち2大会の決勝で黒星を喫した。日本のエースでも、通算15勝22敗で「かなり手ごわい。パワーもあるし、頭も良い」と苦戦。今大会に向けては「的を絞らせないことがキー」と対策を練っていたが、及ばなかった。

 先天性の潜在性二分脊椎症で、11歳時に競技を始めた。4大大会シングルスは14年の初優勝から8度制覇を果たすなど、国枝に憧れる新鋭から第一人者に成長。パラは今回で3大会連続出場で、「若く強い女性」の象徴として16年リオは開閉会式で旗手も務め、今大会の開会式でも聖火台へ点火をする大役を担った。

 東京大会に向けては、5年前の悔しさを胸に挑んでいた。銅メダルに終わった16年リオのことは「5年経った今でも、悔しかった気持ちは鮮明に覚えている」。刻んだ思いを、この舞台にぶつけた。

 頂点にはあと一歩届かなかったが、前回の銅メダルより前進したのも確か。初出場だった12年ロンドン大会では「考えることができなかった」という決勝の舞台で、出せる力を表現した。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c69419f9f331f83ea44c9f9d1995cd337b09129?tokyo2020

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