パラマラソン 道下美里が独走Vで金メダル リオの忘れ物「取れてうれしい」 永田務と堀越信司は銅

 ◇東京パラリンピック・マラソン(2021年9月5日 国立競技場発着コース)

 女子マラソン(視覚障がいT12)が行われ、リオ大会銀メダルの道下美里(44=三井住友海上)が3時間0分50秒で初の金メダルを獲得した。

 道下は15キロまで4人の先頭集団でレースを展開。20キロでは先頭と3秒の差が開いたが、25キロ過ぎにトップと並んだ。30キロ過ぎに2位を引き離すとそのまま独走した。

 道下は山口県下関出身。小4年で角膜の病気を患い、中2で右目の視力を失った。のちに左目も発症し、視力は0・01以下。28歳で陸上を始め、31歳でマラソンに転向した。

 東京パラリンピックでは後半に待ち構える上り坂への対策として、夏合宿では徹底的に坂道トレーニングを行ってきた。「たゆまぬ努力を続けながら、進化を続けていきたい」。その言葉通り、パラリンピックの舞台で成長の証を見せつけた。

 道下は「今回は5年前の忘れ物を絶対に取りに行くぞって強い気持ちでみんなで準備してやってきたので、それが取れてすごくうれしいです」とコメントした。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/02fa73efaa7af27b8637e086c5c489d4b6c8b236?tokyo2020

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