管理職でも専門性を生かせる「エキスパート職」導入へ…三井物産、社員の意欲向上へ

 三井物産は、管理職に昇進した後も専門分野でキャリアを歩み続ける「エキスパート職」を2022年4月に導入する。実績に連動する給与の割合を増やし、管理職になったばかりでも部長級以上の給与がもらえるようにする。多様な人材が能力を発揮しやすくし、社員のやる気や業績の向上につなげるのが狙いだ。

 従来は係長級にあたる管理職に昇格すると、チームの指揮や若手の育成などが求められていた。幅広い分野を任され、専門性を生かすのが難しかった。来年4月からは、金属資源やエネルギー、食料といった各事業本部が「エキスパート」の業務内容を決め、希望者の中から適任者を充てる。年齢は問わない。

 対象業務は、資源や食品など専門的な商品の取引、特定の国・地域の言語や勤務経験を生かした交渉などが想定される。給与は年度ごとの業績目標の達成度に応じて変動する。従来の標準的な給与モデルと比べて年収は0・75~1・5倍程度になる。

 就職ランキングで上位の総合商社でも、若い世代ほど仕事にやりがいや成長を求める傾向が強く、力をつけた人材が離職するケースがある。三井物産は今年4月に人事制度を見直し、30代前半でも部長級に昇格できる「キャリアチャレンジ制度」を導入するなど改革を進めている。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd169d000b982461ba84eedbe1317e79b13c6d72

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