(11/4)ドイツでコロナ感染最多、死者200人に迫る ワクチン停滞、追加接種拡大

ドイツで冬が近づくにつれて、新型コロナウイルスの感染者が急増している。

 4日には1日当たりの新規感染者が3万4000人弱と過去最多を記録した。一方、ワクチン接種完了率は7割に届かないまま夏頃から停滞し、7割を超えた日本を下回る水準だ。政府は危機感を強め、接種完了者全員への追加接種を含むワクチン推進策を検討している。

 1日当たりの死者数も3日に194人となり、5月末以来の多さとなった。シュパーン保健相は3日の記者会見で、感染・死者数について「恐ろしい数字だ」と強調し、「第4波は本格的に到来した」との見方を示した。

 ドイツでは9月から、60歳以上の高齢者や医療従事者、免疫機能が弱い人らへのワクチンの追加接種を開始した。だが、60歳以上の人口約2400万人のうち、追加接種を受けたのは約200万人にとどまる。接種を完了した人はワクチンパスポートなどの恩恵を既に享受しているため、追加接種には腰が重いもようだ。

 連邦・州の保健相は4~5日に合同会合を開き、ワクチン接種の強化策を議論。独メディアによると、連邦政府は「接種完了から6カ月が経過した人全員に、追加接種の機会を提供する」とした草案をまとめたという。ただ、義務化にまでは踏み込んでおらず、国民がどこまで追加接種に応じるかは不透明だ。 

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/93a2ee63fea113b81785a580b7cd26d028f03bc6

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