2022.05.23 事故原因、究明なるか 特定至らず立件見送り例も 業過致死捜査・知床事故

 北海道・知床半島沖で観光船「カズワン」が沈没した事故は、発生から1カ月を経て船体引き揚げの見通しが立った。

 海上保安庁は陸揚げ後、業務上過失致死容疑などでの捜索を本格化させる。近年に発生した重大事故では、原因が特定できず同容疑での立件が見送られた例もあり、陸揚げ後の船体調査などで事故原因を究明できるかが鍵となる。

 運航会社側による事故当日の出航判断や運航管理をめぐっては、法令違反などの疑いが相次いで浮上している。しかし、いくら問題があっても、沈没の原因に結び付かなければ刑事上の過失責任を問うのは難しい。

 カズワンは24日にも作業台船上に載せられ、週内にも網走港に陸揚げされる予定だ。海保はその後、船体の損傷や操縦系統の異常の有無などを詳しく調べるが、調査が原因特定につながらない可能性もある。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d9c2b4e7a1d40c9875749ed2c334649e5dc6b47

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