NYダウが年初来安値を更新、終値500ドル安…20年11月以来の2万9000ドル割れ

2022.10.01

30日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比500・10ドル安の2万8725・51ドルだった。値下がりは2営業日連続で、年初来安値を更新した。終値が2万9000ドルを割り込むのは2020年11月以来となる。

 30日に発表された米国の個人消費支出が市場予想を上回り、インフレ(物価上昇)が高止まりしていることが明らかになった。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のためにさらなる金融引き締めに乗り出すとの見方から、幅広い銘柄が売られた。

 IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は161・89ポイント安の1万575・62だった。