米南部ハリケーン被害78人死亡 フロリダ損失額数兆円規模か
2022.10.03
アメリカ南部フロリダ州などで甚大な被害をもたらしたハリケーンによる死者は、現地メディアによりますと、少なくとも78人にのぼっています。
ハリケーン「イアン」が通過したアメリカ南部のフロリダ州やノースカロライナ州では、2日も住民の捜索や救助活動が続いています。
フロリダ州では、2日の午後3時時点で78万戸以上が依然として停電しています。
アメリカメディアによりますと、フロリダ州ではこれまでに少なくとも74人が死亡。不動産分析会社の情報として、損失額は推定で最大470億ドル、日本円でおよそ6兆8000億円にのぼり、ハリケーンによるフロリダ史上最大の被害額になる可能性があると伝えています。
また、南部ノースカロライナ州では、これまでに少なくとも4人が死亡しました。
バイデン大統領は、今回の被害について「史上最悪の規模になる恐れがある」としていて、5日にジル夫人とともにフロリダ州を視察する予定です。