キーウの集合住宅に攻撃 州都奪還後も停戦機運なし ウクライナ侵攻

2022.11.15

 【イスタンブール時事】ウクライナの首都キーウ(キエフ)で15日、集合住宅少なくとも2棟が攻撃を受けた。

 キーウのクリチコ市長が明らかにした。ロシア軍のミサイルが着弾したとみられる。被害状況は不明だが、ウクライナのメディアは、激しく炎上する建物の様子を伝えている。爆発音はキーウ以外のウクライナ各地でも聞かれ、ロシア軍が一斉に攻撃を加えているもようだ。

 ゼレンスキー大統領は14日、ウクライナ軍が先に掌握した南部ヘルソン州の州都ヘルソン市を訪れて演説し、「占領地解放を着実に進めている」と強調した。一部で観測が出ていた掌握に伴う停戦交渉再開の動きは見られない状況だ。