ロシア軍、2026年までに150万人体制に増強へ

2023.01.18

 ロシアのプーチン大統領は、2026年までにロシア軍を総員150万人の体制に増強する方針を決定した。ショイグ国防相が17日、国防省幹部との会議で明らかにした。ウクライナ侵攻で苦戦するロシア軍は兵員不足が指摘されてきたことから、数年単位で構造改革に取り組み、軍事作戦を継続していく構えとみられる。

 ショイグ氏は22年12月、現在115万人規模の軍の定数を150万人まで増強すべきだとの考えを示していた。この提案を受け、プーチン氏が定数増員を決定した。

 22年2月のウクライナ侵攻開始後、ロシア軍は装備や武器の不足だけでなく、現場の兵士が足りないという問題に直面。同年8月には約100万人体制からの増員を決めていたが、その後5カ月弱でさらなる増員を決めたことになる。