「電動キックボード」7月から免許ナシ・歩道走行可能に、シェアモビリティ大手「Luup」が声明を発表

 電動キックボードなどシェアモビリティプラットフォームを展開するLuupは、7月1日に施行される見込みの改正道路交通法について、車両やアプリの改善、ユーザーへの啓発など今後の取り組みについて説明した。

 2022年4月19日に国会で成立した改正道路交通法では、電動キックボードなどが位置づけられる「特定小型原動機付自転車」の法定速度や保安基準などが改正される。現在LUUPなど対象の電動キックボードなどは、特例措置で小型特殊自動車に位置づけられているが、改正道交法の施行により、改めて新ルールの特定小型原付に位置づけられる。

 改正道交法では、法定速度が車道で時速20km、歩道で時速6kmとなる。
 走行できる場所は、これまでの車道や自転車専用通行帯、自転車道に加え、路側帯と歩道も走行できるようになる。
 右折時の右折方法は、これまで小回り右折だったものが、自転車と同じ2段階右折になる。
 また、16歳以上であれば免許は不要で、ヘルメットは努力義務、バックミラーは不要になる。

 Luupでは、今後新しい交通ルールの周知に向けた啓発活動を自治体などと協議の上実施するほか、アプリの仕様も改正道交法にあわせてアップデートしていく。