ソニーゲーム子会社のライアンCEOが来春退任、十時氏が暫定CEOに

[東京 28日 ロイター] – ソニーグループのゲーム子会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は28日、ジム・ライアン社長兼最高経営責任者(CEO)が2024年3月に退任すると発表した。十時裕樹ソニーG社長がグループでの職務を継続しつつ、10月にSIE会長、24年4月1日にSIEの暫定CEOとなり、経営体制の移行をサポートする。

十時氏がソニーGの吉田憲一郎会長やSIEの経営チームと緊密に連携し、SIEのCEO後任を含むプレイステーション事業の今後の方向性について検討を行うとしている。

ソニーGの広報担当者は、十時氏が暫定CEOを務めるのは「最大1年」と考えているが、春を待たずに候補が決まる可能性もあるとした。退任について、最近ライアン氏本人から申し出があったという。ライアン氏は「欧州での生活と米国での仕事を両立することが困難になってきていた」としている。

ライアン氏は1994年にソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパ(現ソニー・インタラクティブエンタテインメントヨーロッパ)に入社。19年4月にSIEの社長兼CEOに就任していた。