長距離観光特急列車「ウエストエクスプレス銀河」がデビュー コロナで4カ月遅れ

 JR西日本の新しい長距離観光特急列車「ウエストエクスプレス銀河」が11日夜、運行を開始し、一番列車が京都駅を出発した。当初は5月の運行開始を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でデビューが約4カ月延期になっていた。

 全6両編成で、上品な瑠璃紺(るりこん)色の車体は西日本の海や空の美しさをイメージ。個室や寝転がってくつろげる席もある。

 京都・大阪~出雲市駅(島根県)までを約12時間で結び、11月までの約3カ月間、毎週2往復程度運行する。12月~来年3月は大阪駅と下関駅(山口県)を結ぶ。感染予防対策として、車内に抗ウイルス加工を施し、空気清浄機を設置。当面は感染者が出た際に乗客と連絡がつくよう、販売窓口を日本旅行1社に限定する。

 この日は午後9時18分、鉄道ファンが見守るなか、一番列車が出発。倍率は53倍とあって、京都府京田辺市の主婦、ウォルター麻樹(まき)さん(39)は「まさか当たるとは思っていなかったのですごく驚いた」と話し、次男の小学6年、崇(たか)君(11)は「電車の中を見るのが楽しみ」と笑顔を見せた。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8cd764db79ec9be41f4ad62c426ab6c5e3026a