イオン、迅速な変革で業績好転 その秘訣は「腹を括った指示」と「アジャイル型の現場」

 イオンの上期業績(3-8月)は前半、コロナ禍で苦戦を強いられたものの、第2四半期の6月以降は増収に転じ、各段階利益の減益額は大幅に縮小し営業利益と経常利益は黒字となった。
 7日、決算発表した吉田昭夫社長は「営業利益ベースで第1四半期はマイナス125億円と報告したが、第2四半期はプラス464億円と大きく改善した。ディベロッパー事業をSM(スーパー)事業が補完して一業態でやるよりも安定した成績が残せた」と振り返る。
 内食需要や感染防止(防疫)対策へのニーズの拡大を受けて急ピッチで変革に取り組んだことでSM事業とヘルス&ウェルネス事業は大幅な増収増益となった。
 このスピーディーな変革について吉田社長は「現場で判断させることが肝だと思っている。もう1つはトップマネージメントが腹を括ってきちんと指示を出すこと。現場でできることとできないことはあるかもしれないが、ベストと思ったことをはっきり言うべきで、その結果、上手くいかない場合は検証すればいい」と説明する。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/7af00b80712974afe4ad604762eea0ec44730c25