殴られ転倒、3歳死亡 母親を傷害疑いで逮捕 宇城署

 3歳の長男の腹を殴って転倒させ頭に重傷を負わせたとして、熊本県警宇城署は4日、傷害の疑いで宇城市不知火町御領、母親でトラック運転手の女(27)を逮捕した。長男は転倒時に後頭部を強く打ち、急性硬膜下血腫で病院に搬送されたが、同日夜、死亡した。

 逮捕容疑は3日午前10時50分ごろ、自宅室内で、長男の腹部をこぶしで1回殴り、転倒させて、頭に大けがをさせた疑い。女は「長男が騒いだので腹が立った」と容疑を認めているという。

 署によると、自宅を訪れていた女の母親が、暴行後に泣いていた長男が意識を失ったため119番通報。搬送先の病院の医師が「顔に皮下出血の痕があり虐待が疑われる」と署に通報した。署は常習的な虐待がなかったか調べる。

 関係者らによると、女は子ども3人と4人暮らし。長男は体が弱かったという。宇城市によると、数年前に女から長男の子育てについて相談があり、月に数回、面談などをしていた。1月の面談では女に「笑顔も見られ変わった様子はなかった」という。児童相談所とも情報を共有していた。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7b3ecfbe30273337fdf9068aa7eb0af5d32e2cc