宮城・福島両県で162人、避難所で不安な一夜…「余震やコロナが怖い」

 13日午後11時7分、福島県沖を震源として発生した地震では、宮城、福島両県内に避難所が設けられ、近隣から集まってきた住民らが不安な夜を過ごした。14日午前9時現在、両県で計162人が身を寄せている。

 避難所の一つ、福島県相馬市の「スポーツアリーナそうま」では、新型コロナウイルス対策として、入り口で市職員が検温と消毒を徹底した。家族ごとにテントが割り当てられ、家族以外の人との接触機会を減らす工夫が施された。

 14日未明に家族4人で避難してきた同市の男性(86)は、「とにかく余震が怖い。コロナにも感染しないよう気をつけないと」と語った。

 同県郡山市の市総合福祉センターでは、自宅マンションが損壊したという男性(40)が、近隣住民の高齢者3人を車に乗せて避難してきた。

 男性は「もうマンションは住めないだろう」と肩を落とす一方で、「東日本大震災の時より、落ち着いて行動できた。食料のほか、マスクや消毒液も持参できた」と話した。

 一緒に避難した男性(78)は、「高齢者世帯で避難する手段がなかったが、助けてもらえた。ご近所付き合いの大切さを実感した」と話していた。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fccaee74e199b03606445fba5c2356127c45510

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