「原則2人までの産児制限」、中国東北3省で撤廃検討…少子化が激しく

中国政府は18日、遼寧、吉林、黒竜江の東北3省で、夫婦1組あたり原則2人までとしてきた産児制限の撤廃を検討する方針を示した。中国では急速な都市化などを背景に少子化が全国的に深刻になっている。産児制限が東北地方で撤廃されれば、全国に広がる可能性もある。

 産児制限撤廃の方針は、中国政府の「国家衛生健康委員会」が18日、明らかにした。産児制限の撤廃が与える経済的影響などを分析するよう、東北地方の政府に求めるという。東北3省では若い世代が他の地方の大都市に流出し、少子化が激しい。昨年5月の全国人民代表大会(全人代=国会)でも、東北地方の制限撤廃を求める意見が出ていた。

 中国は2015年末、1979年から続いた「一人っ子政策」を全廃し、2人までの出産を認めた。産児制限が撤廃されれば、何人でも子どもが認められる。

 その場合でも少子化に歯止めがかかるかどうかは不透明だ。少子化の背景には、不動産や教育費の高騰、子育て環境整備の遅れなど、政治から経済にまたがる構造的な要因があるからだ。 戸籍登録された20年の新生児は前年比15%減の1003万人だった。政府系調査研究機関の中国社会科学院は19年、中国の人口は29年の14億4200万人をピークに減るとの予測を発表した。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f06f93d82622b9917c780443db39812139f3ee8

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