行政書士試験 中学生が合格 栃木県「過去10年は例ない」 宇都宮の笠原さん

【宇都宮】若松原の中学3年生笠原雷清(かさはららいせい)さん(15)が本年度の行政書士試験に合格した。中学生での合格は全国的に珍しく、県文書学事課によると、県内でも過去10年は例がない。笠原さんは勉強に励んだ日々を「知らないことを知る楽しみがあった」と振り返り、「合格を弾みにして、将来は幅広い視野を持った弁護士になりたい」と夢を抱く。

 笠原さんは横川東小を卒業後、さいたま市、栄東中へ進んだ。社会保険労務士として働く母親の奈緒(なお)さん(37)から行政書士の資格を紹介されたのが受験のきっかけだった。

 「弁護士を目指すなら、今から法律を知っておいた方がいいと思った。中学校で憲法を習った時も、面白かったから」と笠原さん。

 テキストを購入し、勉強を始めたのは、試験の約10カ月前。試験科目は法令科目と一般知識に分かれ、行政手続法や国家賠償法、地方自治法といった「行政法」に関する問題の割合が高い。

 「行政法の勉強はハードルが高くて苦痛だったけれど、一度始めたことは、途中で投げ出したくない」。粘り強く机に向かい、昨年11月の試験に臨んだ。合格を知った時は、達成感に包まれたという。

 笠原さんは小学生時代、サッカーに打ち込み、全国大会の出場経験も持つ。奈緒さんは「つらい時も最後までやり抜く力は、サッカーを通して身に付いたのかもしれない」とほほ笑んだ。

 勉強に励んだ時間は、知る喜びを改めて教えてくれた。笠原さんは「世の中は知らないことばかり。弁護士を目指していろんなものに触れ、自分の可能性を広げたい」と話している。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/528cc933703d23aa0d5cc199491e4a7cf6e981a3

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