英首相「私もパブでビールを」感染状況が劇的改善

 「私たちの努力が報われていることは明らかです」

 英国のジョンソン首相は5日の会見で、1月から続く3度目のロックダウン(都市封鎖)の一部緩和に踏み出すと宣言した。

【画像】感染状況が改善している英 ロンドンの公園でピクニックを楽しむ人々

 英国は、英国型の変異株が最初に確認され、感染状況が欧州最悪の時期もあった。しかし、6日の新規感染者数は2379人と、1月の6万人超から急減。政府発表によると、一時は1日1300人を超えた死亡者数も20人に減った。

 12日からは大衆酒場パブの屋外営業などが可能になる。ジョンソン氏は「私もパブへ行き、慎重に、でも確実にビールジョッキを口に運ぶ」と喜んだ。

 劇的に状況が改善した背景には、厳しいロックダウンとワクチン接種の順調な増加があるとみられる。

 今回の感染者急増が始まったのは昨年12月。2度目のロックダウンをクリスマス商戦を前に解除し、市民が街に繰り出していた。解除当日、米ファイザー製ワクチンが承認されたことも高揚感につながった。

 危機感を強めた政府は年明けに3度目のロックダウンを決定した。ロンドンでは病院が満床に近づき、市長が「医療崩壊寸前だ。頼むからみんな家にいてくれ」と泣き顔で訴えた。

 食品や薬など生活必需品の店以外は原則休業。飲食店は持ち帰りと宅配のみで、学校も休校にした。外出を在宅勤務できない仕事や通院、運動に限るなど、他の欧州の国と比べても厳しい。違反者には最大6400ポンド(約97万円)の罰金を科した。

 一方、ワクチンは5日までに、人口の47%にあたる約3162万人が1回目を接種。70歳以上では9割が受けた。人口接種率32%の米国や14%の欧州連合(EU)を引き離す。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c8c6293498277c45b895b571c3a8041819ff4c8

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