菅首相、処理水放出「復興に不可避」 ミャンマー情勢、米と協議 国会

 衆院決算行政監視委員会は12日、菅義偉首相と関係閣僚が出席して2016、17両年度決算について審議した。

 首相は、東京電力福島第1原発の放射性物質を含む処理水を海洋放出する方針を固めたことに関し、「福島の復興に避けて通れない、先送りできない課題だ」などと理解を求めた。

 共産党の高橋千鶴子氏の質問に答えた。首相は「漁業者らに風評被害の懸念から反対の声がある」と認めた上で、「処分開始までの2年程度の期間に、安全性に問題がないことを国民と世界に理解いただけるよう努力したい」と語った。

 これに関連し、東京電力ホールディングスの文挟誠一副社長は放出完了にかかる期間について「廃止措置(廃炉)に要する30~40年を有効に活用したい」と語った。

 一方、国軍による市民弾圧で600人以上の死者が出ているミャンマー情勢に関し、首相は「経済協力の今後の対応は(安定化に)何が効果的かという観点から検討している」と強調。16日に米ワシントンで開催予定の日米首脳会談で対応を協議する考えを示した。立憲民主党の山内康一氏への答弁。 

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/b28e4f377877f42d23e62b270fe3274046aa9c8b

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