2021.12.15 遠山・元財務副大臣、違法仲介への関与認める…現金数百万円の謝礼受領も

 日本政策金融公庫の融資を巡り、公明党衆院議員だった遠山清彦・元財務副大臣(52)が東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、貸金業の登録を受けていない事業者が行った違法な仲介に関与したと認めたことが関係者の話でわかった。また、事業者側から数百万円の謝礼を現金で受領していたことも認めたという。特捜部は貸金業法違反容疑で捜査を進めている。

 関係者によると、遠山元議員と元秘書2人は、東京都内で環境関連会社などを営む70歳代男性から依頼を受け、新型コロナウイルス禍で影響を受けた企業に対する特別融資などに関し、公庫側に契約成立に向けた働きかけを行うなどしたとされる。

 遠山元議員はこれまで特捜部に対し、「資金提供を含め、事業者の男性から支援を受けたことがある」と説明。その上で、事業者の男性を通じて紹介された融資希望の企業に関し、元秘書に公庫側への働きかけを指示するなど、自身が仲介に関与していたことを認めているという。

 遠山元議員側は2019年10月以降、事業者の男性から「遠山議員事務所宛て」などとして、数百万円の謝礼を現金で受け取ったとみられているが、遠山元議員はこれらの現金提供についても、仲介の謝礼として自身が受領したと認める供述をしているという。

 遠山元議員は、緊急事態宣言下に東京・銀座の高級クラブで深夜まで知人と滞在していた問題で今年2月に議員辞職した。

 遠山元議員の元秘書2人はその後、吉田宣弘衆院議員(54)(比例九州)の政策秘書や公設第2秘書となったが、10月の衆院選に伴い失職した。

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/600f2e31302650f4205d4c8fe52d2a9d5878194d

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