原発事故から12年余り 浪江町の帰還困難区域の一部「復興拠点」で避難指示が解除〈福島県〉

2023.03.31

浪江町の帰還困難区域に設定された特定復興再生拠点(復興拠点)の避難指示が31日午前10時に解除された。

浪江町は原発事故で町の面積の約8割が帰還困難区域に指定。このうち避難指示が解除された津島(つしま)地区・室原(むろはら)地区などの復興拠点で、約661ヘクタールが対象。

復興拠点では除染やインフラ整備が進められたうえで2022年9月から準備宿泊が行われていて、30日時点で12世帯22人が登録している。
避難指示が解除されれば登録などを行わずに生活が出来るようになり浪江町は5年後の居住人口の目標を1500人としている。