2022.06.23 代々木公園バスケットボールコート、全面改修へ 8月に新フロア披露
代々木公園バスケットボールコートが13年ぶりに大規模なリノベーションを行い、8月、渋谷発のストリートコートをイメージした新たなデザインに生まれ変わる。(シブヤ経済新聞)
同園B地区の陸上競技場とサッカー場の間の街路にある同コートは、2005(平成17)年にナイキジャパンが代々木公園内に寄贈。2014(平成26)年にはナイキと東京都との契約が終了したが、17年にわたり東京のストリートバスケ文化の発信地としてBリーガーらも輩出してきた。経年劣化によるコート上の穴などの部分修繕はその都度行ってきたが、全面的なコートのリノベーションは2009(平成21)年以来となる。
ストリートコートの聖地としては、ニューヨークのラッカーパークやロサンゼルスのベニスビーチ、仏ファッションブランド「PIGALLE(ピガール)」が手がけたパリのコートなどが世界的に知られるなか、都市公園の中で空が抜け、四季を感じられる美しいストリートコートとしてファンも多いのが同園のバスケットボールコートだ。
コートでは、街の壁をアートキャンバスに変えて運営する活動「リーガルウォール」などを渋谷エリアなどで展開してきたNPO法人「KOMPOSITION(コンポジション)」(渋谷区南平台町)が主体となり、2005年からストリートバスケトーナメント「ALLDAY」を続けてきた。ALLDAY運営チームでプロデューサーを務める、同NPO専務理事の秋葉直之さんは「オープン当初は国内でバスケはあまり盛んではなかったが、今では東京や渋谷を代表するコートになった。今回のリノベーションで、このコートに対して愛がある人をもっと増やしていきたい」と期待を込める。