新型コロナウイルス 徳島県内で感染者確認 クルーズ船から下船した60代女性、発熱などの症状なし 四国で初めて

徳島県は25日夜、藍住町の60代女性が、新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。四国での感染確認は初めて。女性は、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の集団感染があったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船しており、同日、県保健製薬環境センターによる検査の結果、陽性と判定された。発熱などの症状はないが、26日に医療機関に入院する。

 県によると、女性は船内でのウイルス検査が陰性だったため、20日にクルーズ船を下船した。厚生労働省が用意したシャトルバスに乗り、横浜駅からは電車で羽田空港に移動。午後3時40分発の日本航空(JAL)461便で同5時に徳島阿波おどり空港に到着した。空港からは自家用車で帰宅した。移動中はマスクを着用していた。

 クルーズ船には夫と乗船。本人たちの希望で25日に帰国者・接触者外来を受診し、保健製薬環境センターによる検査の結果、女性だけが陽性と確認された。帰宅後は自宅から外出していない。女性は夫と2人暮らし。県は接触者の調査を始める。

 クルーズ船を下船した人の中に県内在住者は女性と夫を含めて6人いる。残りの4人は未検査で、県は検査への理解を求めていくという。

 県内で初めて感染が確認されたことを受け、県は25日夜、危機管理対策本部会議を開催。テレビ会議システムで県東京本部から出席した飯泉嘉門知事は、3月15日までの県主催のイベントの中止、縮小を検討するよう指示した。

 下船後に感染が確認された日本人は栃木県の女性に次いで2人目。

Yahoo!ニュースより引用 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-03328094-tokushimav-l36